アリババ(BABA)の映画事業を担うアリババ・ピクチャーズ(1060.hk)
以前の記事に書きましたが、アリババ(BABA)は今年の2月にアリババ・ピクチャーズ(1060.hk)の株式を51%取得しています(元々は6割保有していたようですが、資本政策的には紆余曲折あったようです)。連結対象の企業です。そのアリババ・ピクチャーズ(1060.hk)の株価が今年に入ってから好調なようです。
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アリババ・ピクチャーズ(1060.hk)は中国国内最大の映画製作・配給会社です。映画ビジネスはゲームビジネス、その他エンタテイメントビジネスと同様に浮き沈みの激しいビジネスですが、上手く経営できればもの莫大な利益を生み出すことがあります。そんなこともあり、株式投資という視点からすると、好き嫌いがはっきりするジャンルかもしれません。
昨年はアリババ・ピクチャーズが制作に関った「グリーンブック」がオスカーのアカデミー賞(作品賞)を受賞しました。スピルバーグのドリームワークスとの関係も深く、アメリカ・ハリウッドに深く入り込んでいる中国企業としても評価して良いかと思います。
アリババ(BABA)のビックデータ解析技術等最先端技術やYoukuその他各種サービスと、アリババ・ピクチャーズ(1060.hk)の持つ映画製作・配給能力、オンライン発券サービスである「淘票票」等を合わせることで今後も大きな成長を期待できる企業かと思います。
※参考:現在の時価総額は447億香港ドル(約6,260億円)。ちなみに参考にならないくらい古い情報ですが、平成元年の1989年9月27日にソニーが米コロンビア映画を約5,200億円で買収しています。